ファミリーキャンプのすゝめ
この記事は、キャンプ x エンジニア Advent Calendar 2024 の25日目の記事です。
自分が書きたくて勢いで始めたこのAdvent Calendar、なんと私以外に書いてくださる方も現れてありがたい限りです!
来年もやりたい!
というわけで、最後はこれからファミリーキャンプを始めてみたいと思っている方に向けて、初キャンプが楽しい思い出になる可能性を高めるためのポイントや有能なキャンプギアなんかを紹介しようと思います。
軽く私の自己紹介をしておくと、7歳と4歳の息子がいるシステムエンジニアです。
次男は0歳からキャンプデビューしており、多い時は年間30泊ファミキャンをしました。
無理やりエンジニアに紐付けるとすると、ウォーターフォールのように入念な事前計画と、アジャイルのように「計画は得てして計画通りにはいかない」という心持ちが大切になってきます。
それでは詳しく見てみましょう。
ゴールの定義
まずは目指すべきゴールを定義します。
ファミリーキャンプをする目的は人それぞれだと思いますが、少なくとも以下の2点は1つの成功基準になると思います。
- 家族全員が自然体で心からキャンプを楽しめていること
- キャンプの帰り道、次はどこのキャンプ場に行こうか既にワクワクしていること
逆に、
- 誰か1人に負担が集中して、心から楽しめていない
- ずっとバタバタしてて、キャンプから帰ってきたら疲労困憊
このような状態だと、継続的にファミリーキャンプを続けていくのは難しいのではないでしょうか。
キャンプは不自由を楽しむもんだ。なんて言われることもありますが、それはソロで心にも時間にも余裕がある場合に限ります。
断言します、最初から無理をしない。高望みしない。インスタやYouTubeでキラキラしたファミリーキャンパーを見て、よし、うちもやるぞーって思っている方もいるかもしれませんが、それは慣れてきてから徐々に目指すようにしましょう。
それが最初の一歩目でつまずかない重要なポイントです。
キャンプのスケジュール
まずはイメージ付きやすいように、うちの1泊2日キャンプの簡単なスケジュールを記載しておきます。
チェックイン・チェックアウト時間はキャンプ場によって異なってくるため、予約の際によく確認しましょう。
前日
必要なものの準備や、荷物の積載まで済ませておきましょう。
当日は、クーラーボックスに保冷剤と持っていく食材があればそれらを入れて車に積み込むだけなど、必要最低限にしておくとスムーズです。
また、最後にクーラーボックスを積むことで、途中買い出しなどする場合に、買ったものをすぐに入れられるようにするという狙いもあります。
同様に、キャンプ場に着いたらすぐにお昼など食べる場合は机椅子を、先にテントを立てつつ子どもを遊ばせるなら、テントなどの設営道具と子どもの遊び道具を手前に配置しておくことをおすすめします。
1日目
5:30 最低限の積み込み
↓
6:00 出発
↓
8:00 キャンプ場エリアに到着
↓
公園で遊んだり、買い出しをしたり
↓
12:00 キャンプ場にチェックイン
↓
お昼
↓
13:00~14:00 設営
↓
自由時間
↓
16:00 前後 お風呂
↓
17:00~ 夕飯
↓
19:00~20:00 焚き火
↓
~21:00 就寝
2日目
5:00~ コーヒー・読書タイム
↓
7:00~ 朝食
↓
少しゆっくり
↓
9:00~ 片付け開始
↓
11:00 チェックアウト
↓
13:00 帰宅、片付け開始
入念な計画
どうですか?
このスケジュール見て、意外とタイトだなと思いませんか?
設営・撤収・食事あたりは慣れててもこんな感じなので、最初はもっとバタバタするはずです。
ここで言いたいのは、極度にキャンプを恐れて欲しいのではなく、詰め込みすぎないということです。
テーマを1つに絞る
仕事で新規プロジェクトを立ち上げる時、チャレンジングな技術は1つまで、と制限をかけることがあると思います。
それと一緒で、このキャンプでチャレンジするのは1つまで、などテーマを設けると良いです。
例えば、本当に初めてならば、まずはコテージ泊から始めてみる。
次は、コテージ泊だけど、床にマットと寝袋を敷いて寝てみる。
次は、テントが併設可能なコテージでテントを立てて泊まってみる。
次は、少し凝った料理に挑戦してみる。
などなど・・
段階的にレベルを上げていきます。この時、ダメだった時のリカバリ案もセットで考えておくことをおすすめします。
ここからはより具体的に計画段階で考慮すべきことをいくつか紹介します。
道中
お子さんが機嫌良く車に乗っててくれる時間を把握してますか?
うちの場合は1時間以外が望ましく、それ以上かかると徐々に機嫌が悪くなってきます。
1日目のスケジュールを見た時に、12時チェックアウトなのに出発早くない?と思った方もいると思いますが、これは何度かキャンプを繰り返すうちに辿り着いたうちのベストプラクティスになります。
私は神奈川エリアに住んでいるのですが、キャンプ場に行く場合、山梨エリアは中央道、静岡エリアは東名、千葉エリアはアクアライン、埼玉より上の方は首都高を通る必要があり、どこを選択しても出遅れるとエグい渋滞に巻き込まれます。
早朝出発と比べて、移動時間が1,2時間変わってくるというのもザラにあります。
最低でも6時、早い時は5時前に出発して、子どもを寝かせたまま極力キャンプ場付近まで近づいて、キャンプ場の多いエリアは早くから開いてる道の駅なども多いので、その辺で時間を潰します。
渋滞に巻き込まれて、全然進まない状態で、子どもの機嫌が悪くなったり、トイレにいきたいーなんてことになるとみんなアンハッピーなので、朝は早いですがうちの場合はそっちの方がストレスフリーで良いという結論になっています。
いつ頃混むか分からないという人は、渋滞予測サイトもあるのでご活用ください。
天気
キャンプの2週間前くらいから天気予報をwatchします。雨かどうかだけじゃなく、風にも注目してください。キャンプの一番の敵は強風だったりしますので。
また、いつからキャンセル料金が掛かるかも把握しておきましょう。
食事
キャンプというと、炭を起こしてBBQをイメージされる方がいるかもしれませんが、BBQは上級者向けです。というのも、炭に火をつけるのは意外と時間が掛かるのと、初めての場合は最悪つかないってことも起こり得ます。
特に、子どもがお腹空いてしまって、すぐにご飯を食べたい状況などに対応しづらいのと、油でギトギトの網を洗ったり、片付けも大変です。
最初のうちは湯煎で温めるだけで食べられるものや、お湯を入れるだけのカップラーメン、おにぎりとお刺身などもおすすめです。
そんなものでも、自然の中、非日常で食べると美味しいもんですw
少しずつ慣れてきたら、炊飯や凝った料理にチャレンジしてみると良いでしょう。
それでも最初は家で野菜を切ってタッパで持ち込んだり、極力キャンプ場の手間は減らすことをオススメします。
ゆっくりお酒飲みたいですしね!
睡眠
キャンプを楽しめるかどうかは、睡眠の質にかかっていると言っても過言ではありません。少し値が張ったとしても、マットや寝具にはお金をかけましょう。ただし、いきなり高級なダウンシュラフは必要はないので、予想最低気温が快適温度を下回らないような化合のシェラフが最初はオススメです。
ダウンの方が小さくなるので、積載に余裕がない人は選択肢になり得ますが、濡れることに弱かったり、扱いがシビヤになるのでファミリーや初心者向けではないと思います。
あとは外で寝ることに慣れてなかったり、少し神経質な子の場合は、コテージなどから徐々に慣らしていくことをオススメします。
その他
パートナーやお子さんが虫嫌いだったりしませんか?
もし虫が嫌いならば、特に夏場は避けましょう。殺虫剤やスクリーンタープなど、虫除け手段は色々とありますが、完全に回避するのは難しいです。
虫がいたら楽しい思い出になり得なさそうだと思ったら、秋以降、虫が減ったタイミングでのキャンプをオススメしますが、その代わり寝具のアップデートや防寒が必要不可欠になるので、そこだけ注意してください。
条件が揃っていれば、冬キャンプが一番楽しいのは間違いないと思ってます。
計画通りにはいかない
色々と事前準備について言及してきましたが、一番大切なのは、その入念な準備をしても計画通りには進まないということです。
着いてみたら風や雲行きが怪しかったり、当日朝になんとなく子ども調子が悪そうだったりすることが多々あります。
その場合は、キャンセル料が惜しいかもしれませんが、勇気を持って撤退することをオススメします。序盤のキャンプで嫌な思い出を作ってしまうとそれ以降、キャンプから足が遠のいてしまいますしね。
代替案を用意しておく
例えば、今日は炊飯にチャレンジするぞー!
と思った日、おにぎりを人数分買っておきましょう。もしくは、カップラーメンを用意しておきましょう。
そのチャレンジが失敗した場合に最悪の状況に陥らないための保険を準備しておくことです。
常に気持ちに余裕を持っていられるよう、GWやお盆など、大型連休中のキャンプは避けたり、お風呂が併設されている高規格なキャンプ場を選んだり、回避可能なトラブルは避けておくことも寛容です。
夫婦の協力も不可欠
テントを設営する際、片方が設営をして、その間にもう片方が子どもの面倒を見る。
普段料理は妻だとしても、キャンプ場でもそれを強要しない。
年に数回はキャンプ場で喧嘩している夫婦を見かけることがあるので、普段とは違う環境でうまくいかないことがあるとついカリカリしちゃうものなんだと思います。
家族みんなが楽しんで初めてキャンプ成功であることを忘れないようにしましょう。
おすすめギア
最後に、キャンプで手を抜くためにオススメのキャンプギアを紹介しておこうと思います。
テント編
テント選びのコツは、1人で難なく立てられるかどうかです。
特に子どもが小さいファミリーの場合、設営中もう片方が子どもの面倒を見るので、設営撤収は1人で行うことになります。
ファミリー向けとしてツールームテントを推している店もよく見るんですが、私は断然ワンポール、もしくは、ツーポールのテントをオススメします。
私が使っているのは、ogawaのグロッケ12 T/Cと鎌倉天幕のHIDEOUT-02Dです。
どちらもペグダウンしたら、あとはポールで立ち上げるだけなので、一人でも楽々設営できます。


2つ持っているのは、生地とサイズが違うので、キャンプ場のサイトの大きさや天候で使い分けている感じです。
最初の一張りであればワンポールテントが良いと思います。
区画サイトでも行けるので。
クッカー編
最強なのは、右の方に写っているマルチグリドルというフライパンです。
油なしでなんでも焼けて、片付けもサッと拭き取って水洗いするだけでほとんど落ちます。デメリットといえば、持ち運びがガサ張るくらいでしょうか。

あとは、鍋とかうどんなどの汁物がやりたい場合に重宝するのが、スノーピークのヤエン クッカー。
ストーブで温めながらおでんなんかすると至高です。

さいごに
ここまで色々と書いてきましたが、家族でのキャンプの思い出は唯一無二であり、最高の経験になることでしょう。
みなさまのファミリーキャンプが最高の思い出となりますように!!